Sustainability サステナビリティ

私たちは、“「酒」「食」「語らい」を通じてすてきな生活文化を創造し心豊かな社会の実現に貢献する”という経営理念に基づき、
社会課題の解決に取組んでいます。2022年1月より開始しましたSDGsプロジェクトを通じて、
今後も、様々な社会課題の解決と、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。

トップメッセージ

ディオニー株式会社は、2001年からブランドプロミス「自然と心が通じ合うディオニー」を掲げ、オーガニックワインの販売に特化してきました。 自然な農法、醸造方法に拘り、その土地の個性や造り手のキャラクターを表現されたワインを厳選して取り扱っています。 そのため、取扱商品そのものについてSDGsとの親和性が高かったと言えます。 そして、地球環境と人々の健康に配慮した事業活動を一層加速し、持続的な成長を目指していくため、2022年1月から全社的にSDGsへの取組みを開始しております。 当社では、優先すべきSDGsのマテリアリティ(重要課題)を特定し、事業活動を通じた取組目標、2030年までのKPI(数値目標)を設定しております。 今後、必要に応じて見直しを実施しつつ、より高い到達点を目指して取り組んでまいります。

具体例として、サステナビリティ重要課題に定めた「サステナブルな商品開発」では、京都のベーカリー・ブルワリーを提携し、廃棄予定のバケット未使用部分を用いたクラフトビール「前世はパン」を企画、商品化いたしました。2030年までに10都道府県のベーカリー・ブルワリーと提携し、シリーズ化していくことを目標として掲げております。

既存事業の拡大のみならず、SDGsへの取組みを通じて、すべてのステークホルダーから共感される企業を目指して、誠実に取り組んで行きますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ディオニー株式会社 代表取締役社長 前田 豊宏

サステナビリティ基本方針

サステナブルビジョン

ディオニー株式会社は、地球環境と人々の健康に配慮した商品・サービス・社会活動を通じ、
すべてのステークホルダーから共感され愛される企業を目指します。

サステナビリティ推進体制

当社では、取締役会直轄のSDGsプロジェクト本部を設置。
マテリアリティ(重要課題)を3つのテーマ(環境・社会・人財)に分けて、8つのプロジェクトチームを編成。
関連する部署と連携し、推進を行っています。

体制図

マテリアリティ(重要課題)

マテリアリティ(重要課題)

1持続可能な商品調達

ヨーロッパを中心に各生産者とのつながりを大切にし、“ビオロジック”“ビオディナミ”農法で作られたナチュラルワインを中心に輸入。その調達を持続可能なものにするために、農業が持続的に発展する取組みを行う。また食品事業においては、地域での活動、商品開発を通じて、フードロス削減と資源の循環に貢献する。

2職場環境整備による次世代のエンパワーメント

働き方改革・DXを通じて、生産性を高めると同時に、キャリア形成・女性活躍といった分野にも注力し、働きがいのある会社作りを従業員全員で構築していく。

3バリューチェーンにおける環境への配慮

他社との共同物流やエコドライブの推進を通じて、環境的側面におけるネガティブインパクトの抑制を企図する。

4気候変動対策と自然環境保全

業界全体として取組効果が高い仕組みを構築。とりわけ気候変動によるワインの収量減を抑制するため、GHG削減を目的とした再生可能エネルギー普及、ペーパレス化の加速。
※特定にあたっては、経営陣をはじめ、社内の啓蒙活動やグループワーク、社外の有識者・多様なステークホルダーと意見交換等実施してまいりました。

  • sdgs02 飢餓をゼロに
  • sdgs05 
            ジェンダー平等を実現しよう
  • sdgs07 エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
  • sdgs08 働きがいも経済成長も
  • sdgs12 つくる責任、つかう責任
  • sdgs17 パートナーシップで目標を達成しよう

マテリアリティの特定プロセス

当社は、重要課題(マテリアリティ)を特定するために、持続可能な開発目標(SDGs)、GRIスタンダード、国連グローバル・コンパクト、wbcsd等を参照しました。

「SDG Compass」をガイドラインとして5つのステップの中で、ロジックモデルによる分析(バリューチェーンマッピング、マテリアリティマトリックス作成)により、当社として優先すべきSDGsのゴールとターゲットを特定しております。

SDGs Compass

次の5つのステップにより基本方針とマテリアリティ(重要課題)を決定

  • STEP 1

    SDGsを理解する

  • STEP 2

    優先課題を決定する

  • STEP 3

    目標を設定する

  • STEP 4

    経営へ結合する

  • STEP 5

    報告とコミュニケーションを行う

図表:バリューチェーンマッピング

図表:マテリアリティマトリックス

サステナビリティ目標・KPI

2022年1月より、全従業員に向けて、方針や各取組の進捗状況を発信しています。
部署間の垣根を越えて、全員参加型でのSDGs推進に取り組んでまいります。
また、取組内容については、都度見直しし、項目修正・追加を実施することで、より高い到達点を目指して取り組んでまいります。

3つの
テーマ
サステナビリティ重要課題 事業活動を通じた取組 目標・KPI 関連ゴール
環境 ①省エネ・気候変動対策関連
  • 全社における使用電力を再生可能エネルギーへ切替。
2030年度までに再生可能エネルギーによる電力調達100%
  • ペーパレス化、タブレット導入、webカタログ導入等による紙使用量削減。
2022年度紙使用量(発注量)前年比20%削減。 2030年度までに2021年度比50%削減。
②生物多様性・自然環境保護
  • バナナペーパー・フェアトレード名刺へ切替。
2023年度中に100%フェアトレード名刺 へ切替。
③サステナブルな商品開発
  • 廃棄予定のバケット未使用部分を用いたクラフトビール
    「前世はパン」をシリーズ化。
2030年度までに10都道府県のベーカリー、ブルワリーと提携し、商品化。
  • 廃棄予定の食材(搾りかす、未利用魚、野菜etc)を原料にした、商品(食品・酒類・ピケットetc)の開発。
2025年度までに1商品リリース。
  • 事業活動で生じた廃棄物(ワインコルク・繊維くずetc)を
    原料にした、ワイングッズの開発。
2025年度までに1商品リリース。
  • 当社の空瓶をリユース瓶として活用した日本ワインの商品開発。
2024年度までに1商品リリース。
社会 ⑤社会・地域での活動
  • フードサルベージ、地域のこども食堂、また首都圏の
    こども宅食への活動支援拡大。
2024年度までに賞味期限間際の
食品について新流通ルート確立。
  • ECモール「タベルとミンナヴィレッジ」で全国各地の有機農業など持続可能な方法や未来に遺したい品種や伝統製法、
    また自然にも人間にも優しい取り組みを紹介。
2024年度までに出店者100店舗を達成。
  • 京都こども宅食プロジェクトへ継続的に商品提供と
    ボランティア参加。
2025年度までに京都こども宅食
ボランティア活動に本社社員70%が参加。
人財 ⑦働き方改革・
 ダイバーシティ経営
 組織体制・ガバナンス
  • 次世代のエンパワーメントに向けた組織風土改革。
各年度の離職率5%以内を目指す。
  • フレックス制度、テレワークといったフレキシブルな勤務体系の構築。
2025年度までにバックオフィスも含めた
フレキシブルな勤務体制の構築。
  • キャリア形成・女性活躍のための人事制度改革。
2025年度までに現行の人事制度の見直し
実施。2030年度管理職女性比率30%

第三者評価機関からの認定

「一般社団法人ノハム協会」ホームページにてSDGs経営実践企業として当社が掲載されました。
一般社団法人ノハム協会とは

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